【バリの楽園はイメージ?】TOP

まず本のテーマであるが、この本ではバリ島の現地調査・フィールドワークを主に行っているが、筆者はバリ島そのものについてしらべようとしたのではない。

筆者はこれまでの文化人類学では邪魔とされていた『観光』という視点から何が導き出されているかを考えようとしている。

それまでのフィールドワークは極力『旅行』的な要素を取り去り、現地に住み込む形で行われていた。

そして、異文化にさらされていない土着の文化を追い求める学問であった。しかし、近年ではバリ島だけでなくハワイのワイキキなどというように観光が大きな収入源を占めているスポットがたくさんある。

これらの地域は今では『観光』という視点なくしては観察できないであろう。まず観光人類学からみていきたい。

「動態的民族誌」―国家や世界システムといったマクロなシステムを視野に入れて民族社会の動態を描き出すこと。

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